IRAとはIndividual Retirement Accountの略で、リタイアメントに備えるプランのことです。
高齢化が進み我々の老後資金はソーシャルセキュリティーに頼ってはいられなくなります。老後資金を蓄えるにあたって、会社がスポンサーとなる401(k)やその他のリタイアメントプランに加入している人も多くおられると思います。会社からのプランは税金面での控除があり大変良いと思います。会社からのプランが無い場合に、個人で資金運用できるのがIRAです。会社からのプランと併用する事も可能ですが、控除額に制限がありますのでご注意下さい。
IRAは現在収入があり、70.5歳以下であれば誰でも始められます。パートタイムでも可能です。一人年間最高$3000(2004年まで。2005年からは$4000)まで口座に入れる事ができ、夫婦でJointで税申告されている場合には収入のない妻(夫)もあわせ$6000まで可能です。
このIRAの最大の特徴は税金控除が出来ることです。IRAへの入金額はTaxable Incomeから引かれ、税金を低く抑えることが出来ます。(詳しくは税理士にお尋ね下さい)更に口座内の複利に対しての税金も引き出すまで繰り越されます。銀行の定期やその他の課税型の口座に比べ、繰り越し型の口座は貯まる速さも違いますので大変お得です。
IRAを始める際には投資する口座を選びます。大きく分けて固定型(Fixed)と変動型(Variable)があります。固定型は銀行の定期のように利率どおりに増えていきます。利率は変動はしますが、通常最低利率が決まっています。変動型は投資商品の変動によって上下しますので、大きく増える場合や損益が出ることもあります。固定型と変動型の両方で口座を開く事も可能です。IRAを始める場合にはエージェントのアドバイスと各個人の状況に合わせて選んで下さい。若い時にはリスクのある商品を選ぶのは良いですが、リタイア間近にリスクの高い商品を選ぶのは問題です。
2004年4月15日までにIRAを始めれば2003年度分の税金からの控除ができます。以前に401(k)やその他の会社からのプランをお持ちであれば、その口座をIRAに移行することも可能です(Roll-Over)。自分のIRAに移すことによって、自分の好きなプランを選ぶことができ、更に上限額まで投資することも可能です。
気をつけていただきたいのは、IRAに入れたお金を引き出すのに制限があることです。59.5歳までにお金を引き出すと10%のペナルティーがかかり、更に繰り越し分の課税も掛かってきます。(死亡時、身体障害時、初めて家を購入する時など理由によってはペナルティーがかからない場合もあります。詳しくは税理士にお尋ね下さい。)
誰もが老後に蓄えを残す必要があり、同じ蓄えをするなら税制上有利なIRAを利用し、税金節約とより多の蓄えを残すのが得策です。老後対策は早く始めるのが一番の方法です。IRAで上限まで投資した後はAnnuity、Mutual Fundや生命保険などさらに色々な方法があります。専門家とプランを決め早く始めることをお勧め致します。



