第80回 自動車保険:保険内容を確認する

 弊社にお問い合わせ頂く新規のお客様に現在加入されているの保険内容を聞くと、『よく分かりません』と言う答えが返ってくる事があります。理由として多いのが、

‐車を買った時に急いで加入したので、ゆっくりと内容まで見ていない。
‐英語なのでよく理解できなかった。 
‐知り合いが加入している会社に、内容も確認せずに同条件で加入してしまった。

 事故を起こした後に自分の保険内容を確認する人が多いですが、それでは遅すぎます。
今回は簡単なチェックポイントをお知らせします。

●対人・対物のリミット
 最低リミットでは事故時に十分にカバーできない恐れがあります。対人リミットは$300,000.以上での加入をお勧めします。出来ればアンブレラ保険を追加して$1,000,000.が理想です。

●医療費(Medical Payment)
 自分自身と同乗者が怪我をした場合にカバーします。自分に過失がある事故であれば、当然相手に請求できません。「別で医療保険に加入しているから必要ありません」と言われる人もいますが、自分は良くても同乗者はどうなりますか?

●無保険者保険
 自動車保険に加入していない人はまだまだ多いです。加入していても支払いを忘れて保険が切れてしまっている人もいます。そんな人に当てられた時に役に立つのがこの保険です。万が一相手が無保険でも自分側の被害をカバーする事が出来ます。

●車輌保険
 自分の車が盗難、火災、いたずらなどの被害にあった場合や、自分でぶつけてしまった場合にカバーします。 「運転に自信があるから」という理由で加入しない人もいますが、駐車中に当てられていたり、当て逃げの被害にあった場合は防ぎようがありません。

●レンタカー費用
 車を修理する期間中にレンタカーを借りる費用を支払います。修理に長期間かかるとレンタカー代もかさみます。必要に応じてご加入下さい。

●けん引費用
 事故車輌を修理工場までけん引する費用を支払います。

それぞれの項目で加入しているリミットの再確認をし、万が一の場合にいくらまでカバーするかを把握しておいて下さい。加入してない項目があれば是非検討して下さい。